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天鵞絨のこと
工場(こうば)のお仕事1 部分整経
隔週でお届けしておりました「彼の人と共にあった天鵞絨」ですが、連載を一旦終了致します。今回からは杣長の工場での職人技やこだわりをお伝えさせていただきたいと思います。杣長の工場では、天鵞絨を製織するために、主に2つの工程を […] -
天鵞絨のこと
彼の人と共にあった天鵞絨7 ジョルジオ・アルマーニ
ベルベット素材のハイブランドウエアといえば、アルマーニを想像される方は多いのではないでしょうか。2020年秋冬ウィメンズコレクションのテーマは「VELVET NOTES」、2018年秋冬メンズコレクションのキー素材がベル […] -
天鵞絨のこと
彼の人と共にあった天鵞絨6 明治天皇
写真の天鵞絨裂仕覆(しふく)は、明治22年(1889年)2月11日(紀元節、つまり初代天皇・神武天皇の即位日である旧暦1月1日)大日本帝国憲法発布式の夜に、宮中の豊明殿において、この記念すべき日を祝して、明治天皇から参加 […] -
天鵞絨のこと
彼の人と共にあった天鵞絨5 マリー・アントワネット
マスクの着用を求められることが多い昨今ですが、16~18世紀のフランスではMasque(マスク)(仮面)の日常的な着用が上流階級の女性たちの間で流行していたことをご存じでしょうか。当時のマスクは、形状も着用目的も現代とは […] -
天鵞絨のこと
彼の人と共にあった天鵞絨4 京極宮(桂宮)家仁親王
桂離宮は京都の桂の地にある、かつての皇族別邸。ドイツの建築家ブルーノ・タウトが「泣きたくなるほど美しい」と評したことはあまりにも有名です。タウトは、桂離宮が個々の部分が融通(ゆうづう)無碍(むげ)でありながら、それぞれが […] -
天鵞絨のこと
彼の人と共にあった天鵞絨3 毛利輝元
毛利輝元が豊臣秀吉から拝領したと伝わる、天鵞絨の陣羽織が存在することをご存じでしょうか。名は「黄天鵞絨地桐紋付陣羽織」。今も、毛利博物館に収蔵されています。陣羽織とは、甲冑の上から羽織る防寒着の役割をするもので、室町時代 […] -
NEWS
茶会「ビロードをまとう」レポート
茶人・住田薫さん主催の茶会「ビロードをまとう」が7月18日に天鵞絨美術館にて開催されました。弊社社員が試作で織っていた、平織り部分に透け感を持たせた綿ビロードに、住田さんが興味を持って下さったのが、茶会開催のきっかけとな […] -
天鵞絨のこと
彼の人と共にあった天鵞絨2 スカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー演じる映画「風と共に去りぬ」の主人公)
「風と共に去りぬ」は、アメリカ南部の上流階級に生まれた主人公スカーレット・オハラが南北戦争前後の時代を生き抜く様を描いた、マーガレット・ミッシェルの長編小説です。映画、舞台と様々な形で愛されてきた作品である一方、人種差別 […] -
天鵞絨のこと
彼の人と共にあった天鵞絨1 堀辰雄
ビロード友禅とは、白地のビロードに友禅染をほどこし、染めの模様に合わせてビロードの輪奈(わな)を切って毛を立たせる切ビロードの部分と、輪奈をそのまま残す輪奈ビロードの部分を作り、それらを組み合わせることで、立体感ある写実 […] -
天鵞絨のこと
天鵞絨の起源
人の営みに寄り添うように、織物の歴史があります。織物の歴史を紐解くとき、天鵞絨の出現は絹の発見を待たなければなりません。なぜなら、丈夫で細く長い経糸を必要とする天鵞絨にとって、天然素材では、絹しかその要件を満たす糸がない […]