杣長の歴史

株式会社杣長 杣長の歴史

杣長の
歴史History

杣長は日本の天鵞絨(ビロード)発祥の地であった西陣で、
今なお天鵞絨を専門に製造し続けている唯一の企業です。

杣長ヒストリー

一九三三年に天鵞絨屋として独立を果たした
初代・杣長太郎は、パイルが寝ない工夫で
お客様の信頼を得て、着物用のコートやショールを
全国に販売していきました。

二代目・杣彰二は、織り組織に意匠を凝らして、
パリコレクションで名だたるデザイナーが
発表する生地を製造し続けます。
また、国産初のポリエステル製
化粧用パフ生地の製造に成功し、
今も国産ビロード製パフ生地製造の
トップシェアを頂戴し続けております。

当代・杣栄二が日立製作所、林テレンプと共同開発
した、液晶パネル製造工程で肝となる研磨布は
11回ADVANCED DISPLAY OF THE YEAR
資材部門のグランプリを頂戴しました。

私共杣長は、より多くの皆様に
ご愛用頂ける物づくりを目指して、
新たな挑戦をし続けてまいります。

これまでの技術

服地ベルベット

ドビー織機を使った縞柄や市松柄、ジャカード織機を使った複雑な織を製織。

パイル組織とグランド組織それぞれをジャカードで表現するジャカード・オン・ジャカードも
パリコレクション用に製織していました。

柄・染め加工では、プリント、オパール、エンボス、ワッシャーなどに対応。

ジャカード織

オパールプリント

ラビングクロス

液晶画面製造工程のひとつ・ラビング処理時に活用される、パイルが傾斜した綿布。

弊社製品は、後加工によってパイルを傾斜させるのではなく、パイルが自ら傾斜する織組織となっています。そのため、加工ロット毎で傾斜角度にバラつきが出ることはなく、スジやムラのない液晶画面を作ることが可能でした。

2006年 ADYグランプリ受賞 2011年 特許取得(取得番号:467975)