杣長は天鵞絨の産地であった西陣の地で、
今なお天鵞絨を製造し続けている唯一の企業です。

杣長3代目社長・杣 栄二
杣長3代目社長・杣 栄二

創業期 輪奈天鵞絨の発展と共に

天鵞絨は16世紀にポルトガルから日本へ輸入され始め、その後、西陣、長浜の地で製造されるようになりました。

その流れを受け、1933年に初代社長・杣 長太郎が手織り機で和装ショール用輪奈天鵞絨の製造を開始し、杣長を創業致しました。

1960年代後半には力織機で輪奈天鵞絨を製造する方法を発明し、輪奈天鵞絨量産の一役を担いました。

転換期 時代の変化を受けて

 和装から洋装へと変わりゆく時代の流れを受け、1970年代前半には杣長もジョーゼット製の服地や化粧用パフ地の製造を開始致しました。

 2代目社長・杣 彰二が輪奈天鵞絨製造で培った技術力を新しい製造分野でも応用させたことで、1980年代後半には杣長の服地は数多の国内有名ブランドからご支持頂き、パリコレクション衣装用として度々ご利用頂いております。

 また、開発に心血を注いだ化粧用パフ地は、現在、その品質の高さに国内外の化粧品メーカーから高いご支持を頂き、国内生産の約70%をシェア致しております。

そして今 新たなるステージへ

 近年では、杣長の品質の高い天鵞絨生地は精密機器分野からもご注目頂き、液晶画面製造工程の一つである、ラビング工程に使用するラビングクロスを2000年代前半より製造しております。
 現在は国内外の液晶画面製造メーカーにご採用頂き、医療機器用液晶画面や最新スマートフォンの液晶画面製造の場面などでご使用頂いております。

 杣長はこれからも時代のニーズに寄り添い、杣長ならではのものづくりに邁進して参ります。

弊社が保有しております明治、大正期の天鵞絨見本帳にある裂地を
順次インターネット上にて公開しております。どうぞご覧下さいませ。

天鵞絨美術館